株式会社 ユア・ヒストリー

勝手に提案。静岡の観光開発(インバウンド需要の開拓)

清水港(江尻波止場から沼津港まで定期観光船を運航させる)

せっかくの世界的名勝地の富士山があるのに静岡県側には富士山の風景の恩恵を受ける観光地は少ないです。今から湖を作るわけにもいきません。表富士山側に由緒ある古寺を作るわけにもいきません。でも、海があります。海上から見る富士山は大きな観光資源となります。
今でも清水~西伊豆土肥のフェリーがあるんじゃないかと言われそうですが、残念ながら現在でも活用度は低いです。なぜなら西伊豆の土肥まで行くと、本線の東京~大阪の東海道ラインに戻るまで時間がかかります。良いフェリーですが、車・バスにて西伊豆観光にほぼ限られます。それはそれで良いと思います。
話は変わりますが、日本平観光は一時衰退していましたが、夢テラスを新設したことにより日本平からの景色を楽しもうとする観光客がかなり増えてきました。私は趣味のハイキングで年に数度、日本平に登りのますので、最近の日本平の変遷は良く分かります。県外ナンバーの車、観光バスがかなり増えてきました。ちらほらと海外の方も見受けられます。
魅力ある観光資源があれば、全国から観光客が集まります。久能山東照宮の国宝化、積極的にテレビ等に登場させる努力も効果があります。やはり何等かしかのアクションがなければ何も生み出せないということです。
提案は、清水駅の海側のすぐの場所、江尻波止場(河岸の市)より今何かと話題になっている沼津港へ、定期観光船を運航させることです。清水港(江尻波止場)より出港し、できれば比較的陸地に近いところで運航して興津埠頭コンテナクレーン(5基あったかな)、さった峠の山並み、由比港沖、蒲原の大丸山、野田山の風景、富士川河口、田子の浦港、千本松原沖、そして沼津港入口ビューオーを過ぎて沼津港へ入港する。すばらしい景色が見られると思います。そして富士山。船はフェリーでなくて観光船。イメージですと芦ノ湖の海賊船のような船であれば、見栄えも魅力的ですね。ワンピースとコラボできれば最高。

観光船によって結び付けられる静岡県中部の観光資源と県東部の観光資源。

沼津港には多くの海の幸を提供する沼津魚市場、沼津港新鮮館など、食事やお土産購入などを楽しめる店や、シーラカンズ展示で有名な深海博物館もあり、観光地として栄えています。また隣町の清水町には、柿田川湧水群、三島市には清らかな水が流れる河川、さらに三島スカイウォークがあります。
例えば海外からの観光客用ツアーでこんなものはどうでしょうか。静岡空港に来ていただいた観光客にはもちろん大井川鉄道利用した奥大井観光もありますが、観光バス利用で、まずは日本平観光(久能山東照宮も)そして清水ベイエリア(清水ドリームプラザ等)観光の後清水市内で宿泊。明朝、清水港から観光船に乗船して沼津港へ。観光バスは陸路で先回りして観光客を沼津港で再乗車させます。それから、三島市なり御殿場アウトレットなりへ向かえば変化に富んだ観光コースとなります。現在では点でしかなかった観光スポットが、観光ラインとしてつながり、新たな魅力として地元静岡県に貢献することが出来ると思います。
海外からの観光客は、東京・京都・大阪だけでなく、日本の魅力を感じるために、どんどん地方に広がっていく傾向にあります。地元静岡県も、今アクションを起こさなければ、単なる通過県になってしまいます。観光船を運航させればインフルエンサーがPRしてくれます。海の静岡県、おおいに海をアピールしましょう。私は、とりあえず、まず声をあげて提案してみました。