株式会社 ユア・ヒストリー

コラム〔社長の独り言〕

大内観音〔20200603〕

 先週の5月30日土曜日に静岡市清水区の一本松公園、梶原山公園に行ってきた。公園と言っても300メートルの高さのところにあり、すごく景色の良い公園である。そこへ登るための途中には、清水区民にとっては親しみのある大内の観音さんと呼ばれるお寺がある。標高150メートルの高さに本堂があり、ちょっとしたハイキングルートである。麓(ふもと)から見ても、山の中腹に本堂の屋根が見え、ちょっとした山寺という雰囲気である。実は1週間前も同じコースを登って降りた。清水区の山はハイキングで登ると景色の良いところが多い。ここもそうだが、他にも山原の中継所や浜石岳も景色がよい。
 山があり市街地の風景があり、遠方に海も輝き、形の良い富士山も見えるのは、わが静岡県の里山だけである。先日あまりハイキングに行かなかった人と登った時も、このパノラマには大感激であった。そこで、この景色とハイキングコースを動画撮りして紹介したくて、ビデオ撮りの為に再度登った次第である。だからこのお寺のことも少し調べていった。麓で言葉を入れて撮影して参道を登り、山の中腹の本堂についた。本堂でもビデオ撮りしようかと思ったところ、『だんなさん』と声が掛かった。『あれ、どこかであった人だなぁ』と言うので、『先週お会いしましたよ』と答えた。先週もこの本堂で会って話を交わしていた人だ。昭和15年生まれということで、毎日のようにここへ来られている方。そして来られる人に声をかけて話をするのが趣味(笑い)のようだった。先週も話をしたので、また気楽に話をした。二人でかぎの掛かっている本堂の中を覗き込み、本尊の千手観音の話をした。僕が『秘仏で15年おきに御開帳されるのですね』と尋ねたら、『今は3年おきに御開帳しているよ』と笑って答えてくれた。『昔は60年おきだったけどね。だけど本尊は今はあのお堂の中には置いてないよ』『え、何故ですか』『3年くらい前に仏像が盗まれる事件が続発しちゃって危ないもんで、檀家総代が自宅の金庫にしまって保管してるんだよ』『そういえば仏像盗難の話がよくあったですね、罰当たりですね。周りの28部衆はどうですか?』『よく知ってるね。実は2体盗まれちゃって、今は26体しかないよ』と答えてくれた。自分は調べていったけど、檀家の数は48軒であることもわかった。昔は30軒だったのかな。この少ない檀家で1000年以上このお寺を守ってきて、今も本堂、仁王門だけでなく、参道、山道を整備している話をしてくれた。これが日本人だよ。日本の心ここにあり。『さあ、まんま(昼飯)の時間だから降りるか』と言って別れた。初代一本松は枯れちゃったけど、臼(うす)にして、参道入口のトイレの前に置いてあるよと、教えてくれた。帰りにしっかり見ました。別れたのち、僕は一本松公園へ登り、尾根を下って梶原公園へ。清水・静岡の壮大なパノラマ風景、東名高速がゆるやかなカーブで連なっていくのがいいね。そして鳥坂の佐川急便方面へ降りました。入り口には駐車場もあるので車でも行けますが、バスもいいです。バスなら清水駅のバス停4番の北街道線で、大内観音で下車。清水駅から18分、300円くらいです。今はインターネットが便利ですので、バスの時刻等、ネットで分かります。
 これからは、自分から発信することが大切な時代になると思います。こんなことでもビデオに撮って発信出来たらいいなと思っています。

事務機器の営業電話があった。〔20200503〕

 まあ固有名詞が出てこないということで、この文章を書くことを許してもらおう。
ゴールデンウィークもそろそろ始まろうかという時に、会社の電話が鳴ったので受話器を取り応対し始めた。誰からの電話かは、大体すぐに解った。ファクシミリ・コピー機の事務機の売り込み電話である。よくあることだ。コロナ禍が渦巻いている現在、テレワークが普及し始めているとは、こういう事かとも思えたが、一応は話を聞き始めた。
 いつもは、弊社は規模が小さいのでそこまでの事務機は考えていないと断っていた。今回は若い男性からの電話であり、いつものように断るつもりでいたが、事務機以外にも、今、考えている会計ソフトの扱いもあるとのことなので、このゴールデンウィーク中なら時間もあるので、5月1日に会うことにした。多分先方もこんなコロナ禍のなかで会ってくれる会社もないだろうから、弊社のような会社が会ってあげても良いかなという思いもあった。先方は地元でも一応名が通っている会社でもあり、弊社に役に立つ話なら乗っても良いかなという思いもあった。電話をよこしたのは、24歳の男性であった。
 で、前日にその会社から電話があった。電話の相手は、先日の24歳の営業マンの上司だと名乗った。電話の内容だと、明日の訪問の確認であった。こちらは承知していますよと答えたが、少し確認させてくれとのことで、こちらの会社規模や、パソコンの台数などを聞いてきた。24歳の営業マンの営業報告書を見て、売り込みが成功するかどうかの確率の確認をしているようだった。30代後半くらいの男性であった。正直に答えてあげたが、値踏みされている雰囲気で、営業はとりあえず会ってみなければわからないじゃないのと伝えたが、内容確認のためにFAXで資料を送らせてほしいとのことであった。で、FAX番号を教えてほしいと言われたときに僕の心は切れた。もう結構です。明日の面会はお断りします。と答えた。そうですかということで電話は終わった。
 なぜ僕は切れたかというと、値踏みされているのもいやであったが、FAX番号を聞かれたことが問題であった。なぜなら、最初に弊社に電話をかけてきた方法は分からない。何かの資料を見て、営業はそのリストに沿って電話をしてきているはずである。当然、会社名が載っているはずであり、最終的に僕は会社名を答えている。もし、上司が報告書を見て売れる確率の確認をするのであれば、とりあえず目の前のパソコンからホームページを開いてみて相手方会社の情報を得てから電話をするのが筋である。ただ電話をしてみて、FAX番号を聞き出そうというのは、不誠実であり、不愉快であり、営業を管轄するものとして、その資格に欠けていると思う。電話をよこした上司は、最初に電話をくれた24歳の営業に、契約する可能性がないからと言って行かなくてよいと命じたであろう。
 営業って、奥が深いから、絶対に僕の考えが正しいとは思はない。ただし、部下の営業を育てるにあたって、ちょっとなと感じる出来事であった。24歳の彼は電話だけだったが誠実さとこちらの話をちゃんときいてくれてよい感じがしていただけに、会ってみたかった思いもあった。上司は、営業成績を上げることは重要だが、育てることが出来ない上司は会社にとっては有益ではない。

近所に住んでいるお婆さんが亡くなった。〔20200416〕

 近所に住んでいるお婆さんが亡くなった。私の家から50mくらいの距離。亡くなったというか、亡くなっていた。うかつだった。知らなかった。その人は、亡くなった私の母と仲が良かった。30年前のことだから90代で亡くなったのであろう。私の母が亡くなった時は、大いに悲しんでくれた。だけど、そのあと我が家と付き合いが薄くなっていた。だから私にとっては、昔のままで、近所のお婆さんというより近所のおばさんという感じです。
 90代で亡くなったのだから平均寿命より長生きされたはずである。最近見なくなったかなと思っていたら、やはり特養ホームに入所されていた、そこで亡くなられたようである。そして少し離れている葬儀場で、ひっそりと葬式が行われたようである。同じ町内だけど、組が違うからなんだったのだろう。
 気がつかなかった。せめて自宅での葬儀であったら、とか、自宅にいて具合が悪くなって病院に行かれて亡くなられたとかであれば気がついて葬儀に駆け付けることもしたであろう。でも、特養ホームに数年入所されて、自然にこの社会からフェードアウトしていったような感じである。もちろん、特養ホームでは手厚い看護がされていたであろう。この方ではないが、特養ホームでの看護師の方々の献身的な働き方には感銘を受ける。
 でも、社会から見ると、年配者は昔と比べると、尊重されることが少ない。核家族化で年配者と一緒に生活する家族も少なくなったこともあるが、若い世代とのコミュニケーションが少なくなっていて、昔なら悩んだり、わからないことは年配者に聞いて教えてもらったものであるが、いまではインターネットや携帯で情報を得たり解決策を探すのが当たり前になってきている。年配者はむしろ邪魔者扱いになり、マスコミでも高齢化社会ということで高齢者に対してマイナスイメージを植え付けられてきている。
 日本は何でこうなってきたであろう。年長者にたいして尊敬の気持ちは薄れ、尊敬されたければそのような行動を取れとさえ思っている。しかし、何はともあれ年長者を重んじることが日本の美徳であったはずである。条件を付けようとはもってのほかである。この2月の頃、コロナ危機の情勢が始まりかけた時、70代の年配者の夫婦がエジプト旅行に行って、感染してしまった。そのニュースを聞いた若者が、ジジババが不用意に海外旅行をして感染した。非生産世代なのに、と世代差別をしていた。
 ジジババと平気で言えることが問題である。彼らにとっては、育ててくれた両親や年長者より若い芸能人やアイドル、ミュージシャンのほうを尊敬の対象にしている。親よりスマホのほうが重要だとさえ思っている。我々には皆、より良き未来を創っていく義務があると思う。それは、小さなことで社会がよくなることを社会に働きかけ続けていくことで、社会は良くなっていく。自分中心で他人をけなしていく人間が増えれば、確実に世の中和悪くなっていくであろう。今出来ること、小さなことでよいので皆で努力することが、人として生きる価値であろう。
 感謝を忘れた人間に未来はない。

コロナ禍について思うこと。〔20200402〕

 コロナ禍について思うこと。 家賃に関するものは、2ヵ月免除(払わなくてもよい) コロナウイルスの蔓延について、テレビ等情報番組を見ていると、飲食業やスナックとかクラブで休業にしたくても、家賃は払わなければならないので、仕事するしかないとの話がよくあります。
 そこで提言。この国難に際して、持てるもの(大家)は持ててないもの(店子)を助けるべきである。つまり、4月・5月の家賃支払いは免除すること。
 もちろんアパート、マンションの家賃も免除である。こういうと、多くの大家は大反対するであろうが、この国難に際してこのくらいの協力はできるはずである。
 中には銀行から借金をして建物を建てているから、家賃収入がなければ困るという大家もいるかもしれない。それならその銀行がその2ヵ月の支払いを2ヵ月うしろにずらせば問題がないはずである。このコロナ禍で困るのは、小規模の自営業者と仕事を無くす弱者の持たざるものである。完全に破綻すれば、社会から店子も消えてしまう。
何も税金を投入することだけが対策ではないはずである。持てるものが少し我慢をすれば、大きな予防対策、経済対策になりえますます。
 政治家の誰かが、このことを提言してもらいたい。

かちかち山の公演は、中止になりました。〔20200402〕

かちかち山の公演は、コロナウイルスの予防対策のため中止になりました。
また再開できる時には、お知らせします。

お知らせ〔20200201〕

 人形劇「かちかち山」

蒲原交流館まつり  

  2020223日(日曜日)

 手作り人形劇『かちかち山』公演のお知らせ

会場  蒲原生涯学習交流館 3F 休憩室

日時  2020年2月23日(日曜日) 午後1時30分よ

                   (約35分の公演です)

対象  どなたでも (椅子あります。 もちろん無料)

 

どちらかというと年配者(65歳)8人のグループで 活動歴5年のアマチュア人形劇団です。

普段は デイケアセンター、特養ホームなどでボランティアで活動しています。

今回は4作目の『かちかち山』を公演します。この作品は 2019年11月に蒲原ケアセンター、

2020年1月に富士市の 喜びあつはら で実演してきました。

日本昔民話から 内容は何だっけか? というものをピックアップしています。

大人の観点から見た『かちかち山』 ぜひお楽しみ下さい。

 

蒲原生涯学習交流館   住所 静岡市清水区蒲原新田 1211

                  蒲原市民センター内  駐車場125台

     蒲原駅より東側に 約1.2km  旧国道1号線沿いです。